Webソリューションの開発/配備に最適な4D環境

4D環境はWebソリューションのインプリメント、テスト、配備に最適な条件を備えています。

プラグ&プレイ

4Dは統合された仮想マネージャを装備しているため、複数プロトコルを同時使用でき、インストールも簡単です。4Dアプリケーションを使用するには、マシン上にTCP/IPと4DのTCP/IPネットワークコンポネントをインストールします。TCP/IPが無い状態で、4DWeb Seviceを開始しようとすると、4Dに統合されたユーザインタフェースネットワークメッセージシステムから注意が表示されます。

デフォルトで、4Dは通常のWeb TCP Port (Port 80)にWebデータベースを公開します。別のWebサービスにより、このポートが使用中であれば、データベースプロパティウインドウ上の適当な値を指定して、4Dで使用するTCPポートを変更することができます。

クリックして選択:

4D Web Seviceの開始

4D Web Seviceは、次の3通りの方法で開始することができます。

自動公開

Web Seviceをアプリケーションプロパティに含めたい場合、データベースプロパティウインドウの「Startup時にデータベースを公開」をチェックします。これによりアプリケーションは開始するたび、自動的にWeb上に公開されます。

マニュアル公開

Webサーバメニューを使用して、自由にWeb Seviceを使用可/不可にすることができます。

アプリケーション公開をプログラム制御

START WEB SERVERコマンドを使用します。Webへのデータベース公開を開始したり中止するために、4Dを終了してデータベースを再オープンする必要はありません。その代わり、必要に応じてWeb Seviceを中断したり、再スタートすることができます。

Webのためのインタラクティブマルチユーザ、マルチプラットフォームRAD環境

Web用のアプリケーションを作成することは、4Dアプリケーションを作成することと同じです。したがって、パワーユーザはシンプルで容易、明解という4D開発環境のメインコンセプトを活用することができます。

いくつかの例を示します。

●4Dのオブジェクトベース、イベントベースプログラミングモデルにより、コードがめざましく短縮。

●クロスプラットフォーム開発ツールにより、オブジェクトレベルでのプラットフォームカスタマイズが可能。フォーム上の各オブジェクトはポイント&クリック、ドラッグ&ドロップで制御でき、Webフォーム用にグラフィカルなデザインも可能。

●グローバルな変更を自動化:フォームやオブジェクトのスタイルシートを使用すると、アプリケーションインタフェースに対する変更を最小限の労力で行える。

4DのフォームはすべてHTMLに変換できます。Web特定のフォームを作成するために、通常の4Dウイザードやフォームエディタを使用できます。

4Dのフォームオブジェクトは自動的にHTMLオブジェクトに変換されます。オブジェクトのなかにはHTMLでサポートされないものもあります。このため、4Dのオブジェクトレベルでのポイント&クリック制御を利用し、簡単に外観を調整することができます。また、自動マッピングが提供される場合もあります。たとえば、ピクチャが重ね書きされている場合、4Dでは透明ボタン、ハイライトボタン、3Dボタンやボタングリッドとして管理します。4Dがクリック位置を再計算し、対応するボタン用にOn Clickedイベントを自動的に発生させます。同様に、4Dの内部変換機能により、ラジオボタンのグループ属性は保たれ、グループ化されたスクローラブルエリア(HTMLではサポートされない)は自動変換して、同期化された個別のスクロールリストとして同一行に配置します。

Webへの公開をデータベースプロパティとして設定することができるため、アプリケーションの開発やテストの最中でもWebブラウザに接続できます。Webブラウザからの修正も簡単かつダイナミックに行えます。

Webデータベースアプリケーションの開発者にとって、4D Compilerや4D Insiderなどの4Dツールは大変便利です。

4D Compilerは真のマシン言語コンパイラであり、多種多様なプロセッサをサポートするように最適化されています。

●80386、80486、Pentium

●Macintosh 68020、68030、68LC040、68040、68881/68882演算コプロセッサ

●Power PC 601、603、604

4D Insiderは、ポイント&クリック、ドラッグ&ドロップで作業できるコード管理システムです。ユーザは既存のアプリケーションをモジュール化したり、マージすることができます。また、データベースのオブジェクトを参照したり、関連性を調べることができます。

4D Insiderの機能

●作成したアプリケーションの辞書的役割を果たし、アプリケーションのオブジェクトや相互依存性を表示。

●グローバルな検索と置換

●相互参照、ドキュメンテーションツール

●アプリケーション間でテーブル定義やフォーム、メソッドを移動可能。オブジェクトプロパティや関連性は保たれる。

●アプリケーションの他言語へのローカライズが容易。

4Dデータ管理機能の利点

4Dのデータ管理機能により、Webデータベースにつきものである面倒な作業がなくなります。これは、4Dに組み込まれたレコードセレクション管理機能の働きによるものです。

クエリーを処理する際、4Dではデータの複製を作成せずに、結果のレコードセレクションを自動的に維持し、これをデータベースオブジェクトとして取り扱います。4Dではカレントセレクションが保持されるため、1回のクエリーの結果を各種処理で利用でき、再度クエリーを行う必要はありません。カレントレコードはランダムにアクセスできるので、ユーザは1つ以上の同時にアクティブになっているウインドウ上で何千ものレコードを作成したり、操作することが可能です。

4Dでは各クライアント用にクエリー環境が用意され、同時に複数のセレクションを維持し、自動的にアプリケーションサーバとしての役割を果たします。Webのようなマルチユーザ環境で、4Dは各ユーザプロセス用のカレントセレクションを維持し、セレクション中のレコードロックを自動処理します。レコードが開放されると、そのレコードを含む別のカレントセレクションで修正が行えるようになります。データベースの複製や変更同期化は、4Dのカレントセレクション管理では行われていません。

クエリーで大量のレコードを取り込む場合、4Dでは自動ページング処理を行い、インターネット上のスピードの問題や、ブラウザでのメモリのオーバーフローが起きないように配慮されています。デフォルトでは、セレクションの最初の20レコードが表示されます。各ページの最後には最初の20ページへのリンクが提供されます。各セレクションのページの最後にあるページリンクをクリックすることにより、セレクションの最初の400レコードをブラウズすることができるのです。

パワーユーザなら、SET WEB DISPLAY LIMITコマンドを使って、この表示制限を変更することができます。

容易な保守、スケーラブル、コストエフェクティブ

大抵の状況で同一ツールを利用できるため、4Dを活用している企業では、複数の製品や開発環境に関する時間とコストを節減できます。

●あるプラットフォーム用に作成した4D Webアプリケーションをそのまま別プラットフォームに配備できます。4DではWindows 95、Windows NT、Macintosh、Power Macintoshをネイティブサポートします。

●4D Webアプリケーションは4D Serverを利用することにより、簡単にワークグループ用クライアント/サーバソリューションへと拡張可能です。

●4D for ORACLEや4D SQL Server、4D ODBC、またはサードパーティによるプラグインを利用すれば、4Dや4D Serverを既存のエンタプライズデータベースに連携することができます。4Dアプリケーションから各種サーバに対し同時にデータの問い合わせを行えます。この結果は、統一されたインタフェースを使って直接4D内で表示したり、または4DにアクセスしているWebブラウザ上に表示することができます。

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